こんにちは、ひでゆきです。
いつも読んで頂きありがとうございます。
夏の甲子園予選、各地で盛り上がってますね。
母校もベスト4に進み目が離せない毎日です。
タイトルにある
「3か月で1万球を投げて分かった事」
それは、
「全てのスキルは感覚という土台の上に成り立っている事」
です。
僕自身野球を16年間続けました。
10歳で始めて26歳まで。
その中でレギュラーになれたのは16年目の1年間だけです。
当時はどうやったら上達するかは漠然としか分かっていなくて、
やってもやっても成長の実感も無く、
常に同じステージに居続けている感覚がありました。
闇雲に時が過ぎる毎日で、
色んな練習方法を試しては辞め、試しては辞め、を繰り返す日々。
一向に上手くなる気配が無く途方に暮れていて、
どうしたらいいのか悶々としてました。
その中で迎えた16年目のシーズン。
毎年の事とは裏腹に、
この時は明確に心に余裕を持って臨めました。
僕は投手なんですが、
(今でいう田中マー君やダルビッシュ選手のポジション)
投手は投げて抑えるのが仕事という原点に立ち返り、
シーズンが始まる前の冬の間に、
「壊れてもいいからひたすら投げよう!」
と決めて、
「3か月1万球チャレンジ」
をしました。
これがどのくらいの練習量なのかというと、
プロ野球のキャンプが1か月間で1000球投げたら多いと言われる量です。
自他ともに運動神経が無いとわかっていたので、
そのくらいやってやっと投手としてのスタート地点に立てるかなと思ってました。
冬の寒い時期に、
9時18時の仕事を終えて、
そこからご飯を食べて20時に家を出る。
でっかいジャンパーを着て原付に乗り河川敷へ。
30分ほど走らせると冬の風に凍えた体はカッチコチ。
それでも原付を降りて走って体を温めて、
真っ暗な中ネットに向かってひたすらにボールを投げていく。
勿論ナイター設備や明かりは無く、
満天の星空と月明かりを頼りに淡々と投げ続ける。
3か月で1万球。
1ヶ月に3333球。
1週間に900球。
余裕をもって
週5日換算で1日あたり200球。
これをやり通して結果が出なかったら諦めよう。
そう思いながら、
ひたすらに投げる事だけ考えてました。
1ヶ月半が経ち折り返し地点。
5000球は投げたところで、
はっ!!!!!!!
と気付いたんです。
感覚が出てきた。。。
この感覚は何だろう???
一筋の光が差した瞬間でした。
大切な事はすでに自分の中にあり、
1つの事に集中して没頭するからこそ
感覚が呼び起こされていくんだとわかった瞬間でした。
1万球チャレンジをやり遂げ、
その年はレギュラーを任せてもらえるようになり、
全国紙に取り上げてもらえるようになりました。
「Fake it , untill you make it」
「なるまでなりきれ」
成功者や偉人と呼ばれる人たちが口癖の様にいう言葉です。
当時の自分は結果を出している人達はこれくらい当然、
という感覚で1万球チャレンジをしました。
結果を出してる人になりきって行動する事に挑戦しました。
その結果表面的なことからはじめ、
最終的には感覚のレベルまで腑に落とす事が出来ました。
今思えば、
「Fake it , untill you make it」
「なるまでなりきれ」
っていうのは、
「理想の自分の感覚になりきれ」
って事だと思っています。
みんながみんな1万球も投げる必要はなくて
目指す自分の感覚を知り、
そのためにどうしていけばいいか。
これを分かる事が大事なのかなと。
感覚の影響は大きくて、
15年補欠だった自分が
16年目にレギュラーを取って雑誌に載るまでになった。
もしこの記事を読んでくれているあなたが、
やり方に視点を当てているなら、
どんな感覚で取り組むかに焦点を当ててみたら
いつもと違う結果が待っています。
「全てのスキルは感覚という土台の上に成り立っている」
16年野球を続けきて、
成長するために、
やればやっただけ結果が出るために、
一番大事な事だなと感じたのでシェアしました。
参考になれば幸いです。
今日も最後まで読んで頂いて有難うございました。
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