承認欲求から自己実現欲求へ変わるためのある1つのキーワード

こんにちは、ひでゆきです。

 

昨日「承認欲求」って何?
ということについて記事を書きました。

 

承認欲求とは
自分の「憧れる人」が気にいる形へ変わるという欲求です。

憧れの人が気に入りそうな事を自分がする事で
その人が喜んでくれて、
その時自分も「嬉しい」と感じることができる。

 

これだけ聞くと一見良さそうに聞こえますが
実はそこに落とし穴があります。

この時の落とし穴というのが
・憧れは自分の欠けているところを埋める行為であること
・その裏にあるのは
自分が自分自身に抱いている「嫌悪感」を
憧れの人が喜ぶことで解消できた気になれるということ

つまり、
承認欲求をベースに動いていることから抜け出さない限り
自分自身の嫌悪感はいつまで経ってもなくならず、
本当の意味で成長せることはできない。

自分の嫌悪感を(一時的に)解消するために
憧れの人が喜ぶように振る舞っている、、、

これが承認欲求の落とし穴です。

 

だからこそ、そこにはまらないためにも
「納得感」
を大切にする。

納得感とは自分自身の気づきや経験を腑に落とすことで
「自分にとってこれは確信を持てる」
ものを増やしていくこと。

自分の中の確信を増やすほどに
心の年輪が積み重なり太くなり
ブレないメンタルや自信を構築できる。

 

そうやって、
行動や学びからの「納得感」をベースに行動していくのを
「自己実現欲求」
と呼ぶのです。

 

じゃあその「納得感」を増やしていくためにどうすれば良いか?

 

そこで大切になってくるのが
「当事者意識を持つこと」
です。

これは
「人生の主役は自分だと自覚すること」とか
主人公意識と言われたりします。

ドラクエの主人公を自分で操作するから
物語が進んでいく、、、
そんなイメージに近いです。

 

どんなに才能ある能力もレベルも高い主人公だとしても
実際に動き出さないことには全く進みません。

街の中にいるモブキャラはいつまで経っても同じ行動しか取れないように
「こっちにいくんだ!」
と方向性を持たせることでやっと主人公は動き出せます。

 

つまり、
当事者意識を持つということは
「自分の進む方向はこっちだ!」
と信じて進む勇気を持つことです。

自分の進む方向を決めるからこそ
今の現在地から離れることができて

今まで見たことない景色を見ることができて
新たな経験を積むことができます。

 

そうして自分の中に
気づきや学びを積み重ねていった結果、

「あぁ本当に大切だったのはこれだったんだ」
「やっとわかった」

と腑に落とすことができるのです。

 

その時初めて自分の中に
「納得感」
が生まれて確信を持てるようになります。

 

承認欲求だとこの「納得感」を得難いんですよね。

なぜなら相手に自分が合わせているので
軸がないからです。

全部相手次第になるので
そこに自分の軸はなく
何をどれだけ積み重ねても

「本当にこれで合ってるのかな?」

という感覚を拭えないからです。

 

よく、何かを上達しようと努力すると必ず
「コミットが大事」
と言われます。

 

その時に
「自分の成長のためにコミットする人」と
「あの人に気に入られるようにコミットしてしまう人」
に分かれます。

 

自分の上達のために、
先を行ってる人から学ぶのは大切です。

むしろ学ばないと
今の自分より高いステージの情報が入ってこないので
いつまで経っても今のステージを抜け出すことができません。

成長というのは
「今の自分の常識を手放し、新しい常識を取り入れること」
なので、

自分の知らない情報に触れるのは必要で必須。

 

だからこそ、
自分の成長のために自分より高いステージにコミットすること。

 

ただこの時、
もし承認欲求で憧れの人に触れてしまうと
自分の至らぬ点や欠けている部分を

その憧れの人が喜ぶことで
自分の至らぬ点をごまかすことになります。

 

だからこそ
承認欲求を土台にコミットすると

「自分の嫌悪感を解消できるかどうか?」

に目的が設定されるので

 

いつまで経っても成長はできない。

 

成長にコミットすることと
承認欲求にコミットする人の違いは、

同じ練習をしていても
伸びる人と現状維持のままの人の違いに似ています。

 

僕は野球部の時、

試合に出られるように練習していた時と
監督の目を気にしながら練習してた時期、
両方を経験していますが

やっぱり
試合に出られるように成長にコミットしていた時は
上達の実感もあり結果的に試合に出られましたが

監督の目を気にしていた時は
たとえ立てなくなるくらい走り込んでも
上達はしませんでした。

 

それくらい
当事者意識を持ち
自己実現欲求を土台に行動するのは大切です。

 

人は基本的に
手に入らないものを諦めるより
既に持ってるものを手放す時に大きな苦痛を感じます。

だからこそ成長するには
「今自分が持っている常識を手放す必要がある」ので、

基本的に成長しようとする人自体が少ないのは事実です。

 

ということは逆に
成長にコミットすること自体に非常に価値があるのです。

 

自分の人生という物語を進めるということは、
自分で自分を成長させていく事です。

それはゲームでいうところの
今の街を出て次の街へと冒険に出かけるということと同じ。

 

だからこそ

承認欲求を土台に動くのではなく

当事者意識、主人公意識を持って
「物語を進めるのは自分自身なんだ」
とまずは知ること。

その上で
「自分で物語を進める」
と決めること。

 

手放すことには苦痛を伴いますが
それを手放せるほどに
新しい景色を見ることができます。

 

「当事者意識を持つこと」

 

というわけで今日はこの辺で。
ありがとうございました!

 

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