15年間の補欠生活で分かった僕が補欠だった理由

こんにちは、ひでゆきです。

 

タイトル通り僕は小学校から野球を始めて15年間ずっと補欠でした。

補欠って、「一言で言うと試合に出られないポジション」なんですが、
低学年の時は補欠である事がそんなに気にならないんです。

 

問題なのは、
小、中、高校、大学、
それぞれの最高学年の時。

補欠の怖さは、
時限爆弾の様に、
一定の時間が経つとある日急に襲ってきます。

 

それは、、、
自分よりうまい後輩が出てきた時。

急に肩身が狭くなるんです。

 

上限関係が重要視されるので、
最高学年になると後輩から表面上は慕われている感じがします。

でも上下関係があると同時に実力社会も存在します。
普段親しい後輩も、
試合になると雰囲気が急に変わります。
(当たり前の事なんですけどね笑)

 

上下関係と実力社会。

 

相反する2つの関係性をバランスよく保つには、
年を重ねるごとに成長するほかありません。

そうなれば、
学年が上がるほどに、
比例して実力も付き、
試合で活躍できるようになるとチーム内に自分の居場所が出来て
野球によりより没頭しやすくなります。

良い循環に入れます。

 

こうなるといいんですが、
自分の場合は、
学年が上がっても実力が思うように伸びない・・・

結構辛いです笑

 

何でうまくならないんだ・・・
どうしたら上手くなるんだろう?

自問自答の毎日。

 

ただ自分の事を考えていても、
周りには上手な後輩や、
どんどん成長していく同期がいて、

当時は時間が経つほど周りとの分離感をひしひしと感じていました。

居場所がなくなっていくあの感じ。

 

毎日焦りを感じつつも、
先輩としての立場もある。

でも試合に出られない。
試合に出るのは自分より上手い後輩。

 

たまに試合に出してもらうと思うような結果を残せない。

絶望まっただ中(笑)

 

確かに練習は人よりしてました。
(客観的に見て)

してはいるものの、
振り返ると、
当時の自分は周りに置いてかれたくないって気持ちが強かったので、

 

動いているけど心ここにあらずな感じ。

自分は下手なのに、
下手な事を認めるのが怖くて、
変に強がって表面だけ取り繕ってごまかそうとしてました。

 

お先真っ暗、、、
そんな時に出会った心にしみた言葉があります。

スポーツの種類は違うけど、
安西先生の言葉

 

「下手くその上級者への道のりは、己が下手さを知りて一歩目」

 

上手くなりたければ、
自分の実力を客観的に認めないといけないなぁ。。。

 

「僕は下手くそなんだ」

「最底辺なう」

 

自分の現在地が分からないのに
結果を出すというゴールに向かっていた事に気付きました。

現在位置とゴールが分かって初めて道順が分かるのに、

 

現在位置が特定できないと、
そりゃ進めないわけでした。

カーナビもお手上げです。

 

それが分かると逆に吹っ切れました。
これが不思議な事で、

急に次々と今までなかったことが起き始めました。

 

大きく分けると2つあり、

「ありのままの自分を認めると何をすれば良いかが見えてくる」

「それと同時に周りの人から進むべき道を教えてもらえるようになる」

そんな出来事がどんどん起きたんです。

 

自分の現在位置が分かる事で、
目的に対して後どれだけ距離があるのか見えてきました。

当時はピッチャーでせいぜい130キロ投げられれば御の字の自分。
でも試合に出るには140キロは必要だな。

 

だから、
「あと10キロ球速を上げるにはどうしたらいいだろう?」

できるかどうかはともかくとして、
どんな事をすればいいかが明確になりました。

またそれと同時に、
10キロ球速を上げるにはどうすればいいかを調べ始めます。

 

するとそれを見たチームメイトが、

「こんな方法があるよ」

ってどんどん教えてくれるようになりました。

 

今までもそういうアドバイスはしてくれていました。
でも自分が聞く耳を持っていなかったので、
初めて聞くのと同じ事でした。

そこには感謝と同時に申し訳なさでいっぱいでした。

 

やればやるほど上手くなる。
毎日自分が成長してるのを実感する。

日に日に球速も上がり、
周りからも期待され始め、
試合に出ると少しずつ結果を残せるようになり、

 

ほんとに楽しい!

そんな毎日でした。

 

みんなのお陰で球速も上がり、
試合に出られるようになり、

15年間の補欠の次の年、
16年目には自信を持って試合に出て結果を残せるようになりました。

 

15年間の補欠時代から学んだ、

「常に自分の現在位置を冷静に分析する大切さ」
「周りを信じて耳を傾ける事」

 

見栄を張ったり、
周りに対してピリピリしたり、
変に強がって自分を大きく見せようとしたり、

そんなことは全く必要なくて、

 

周りの言葉に耳を傾ける事、
一旦立ち止まって冷静に状況を把握する事

それが成長するために必要な最初の一歩だと補欠生活のお陰で学びました。

 

参考になれば幸いです。
最後まで読んで頂き有難う御座いました。

ではでは。

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