頑張らないといけないと思っていた昔の自分へ〜努力の本質を再定義する〜

こんばんは、ひでゆきです。

いきなりですが、
頑張るって大変ですよね。

 

僕は努力をするってことは、
頑張らなきゃいけない事だと思っていました。

頑張らなきゃいけないってことはつまり、

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ヘトヘトになるまでやるのが努力
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

と思っていたんです。

だから練習で余力があるうちは、
疲れて動けなくなるまで追加で練習をしないといけない。。。

そう思っていました。

 

なので毎日ヘトヘトでした。

頑張った感、連中をしたという満足感はもちろんあります。

 

でも肝心の、

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
練習に比例した成長や結果が伴っていない
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

とも感じていたんです。

 

なんか、、、悲しいですよね。

誰よりも練習をしてる自負があるのにも関わらず、
誰よりも成長していない感じの辛さ。

 

昔の僕はそんな感じでした。

でも一方で、

 

そんな自分を横目に
どんどん成長して結果を出せる選手はたくさんいました。

 

おかしいな。
あんなに練習してるのにな。

 

そんな感じで、
この努力って本当にあってんのかな?って疑問を常に感じつつ、

でもとにかく頑張るしかないとも思っていて、
頑張る以外の選択肢もなく

日々頑張り続けました。

 

ある時僕は思いました。

 

==============
そもそも努力ってなんだ?
==============

 

という問い。

根本的な問いです。

 

なので、僕は努力について
いろんな人に聴きに行きました。

 

そこで頂いた答えは、

「プロと同じ意識で練習に取り組むことだよ」
「日常全て練習だから」
「何を甘ったれた事を言ってるんだ」
「そんなの自分で考えなよ」
「努力って練習する事でしょ」

 

そんな答えが大半でした。

つまりみんな努力っていうけど、
その努力自体が練習する事って認識で、
それ以上腑に落とせてないんだなとも思いました。

 

なので辞書に頼りました。

そう!漢字辞典!

 

僕は昔から迷ったら言葉の成り立ちから調べるのが好きでした。
よく、

「この言葉の一番中心にあるのはなんだろう」

と思ってよく調べていました。

 

で、今回の

『努力』

という言葉。

 

この字を紐解いていくと、
まず『努』と『力』に分けることができます。

 

『力』という字は
そのままの意味で

「力強い腕」の形から「力」という言葉が生まれました。
https://okjiten.jp/kanji192.html

 

で、肝心な『努』の部分。

この時の成り立ちを見ていきます。

この字の組み合わせは、
『女』+『又』+『力』

の3つの文字から成り立っています。

 

それぞれ、

『女』・・・両手をしなやかに重ね跪く女性
『又』・・・右手
『力』・・・力強い腕の

 

を表したものだそうです。

https://okjiten.jp/kanji608.html

 

これらを組み合わせて、
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
力強い男性が右手で指示をしながら女性を働かせていた
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

という意味から
『努力』の『努』という字ができたそうです。

 

つまり、

努力とは『理不尽な要求に耐える力を養うこと』

が努力の意味となります。

 

・・・と直訳するとこういう意味になります。

 

が、、、

 

僕はこれを見て

「本当にそうかなぁ」

と思ったんです。

 

なんかこうやって、

努力をするとは理不尽に耐えることだ!

 

みたいになると、
どうしても
〜〜〜〜〜〜〜〜
努力=辛い
〜〜〜〜〜〜〜〜

 

となってしまいます。

 

実際そう思いながら練習していたあの頃は、
まぁ辛かったです。

 

でもよく周りを見てみると、

================
練習が楽しい!もっと練習したい!
================

 

という人もいるわけです。

 

 

そう思うと、

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
どうやらあの人は努力が好きらしいぞ
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

と思い始めます。

 

つまり、

あの練習が好きな人は、
「努力=辛い」ではなく、

「努力=楽しい」

と思っていると思ったんです。

 

そう考えると、

努力の定義をもっと見直そうと思い考えました。

 

『努力』という言葉。

 

漢字の成り立ちをそのまま受け取ってしまうと、
男が女性をいじめてる、、、みたいな捉え方になります。

 

ただ、成長する、という視点で見ると、

===========================
女性という概念に男性の概念を取り入れているのを表した図
===========================

という風にも捉えることができます。

 

少し分かりづらいと思うので、
具体的に。

 

そもそも成長するということはどういう事か?

成長するということは、

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
今持っている自分の当たり前を手放し新しい視点を取り入れること
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

が成長するということです。

 

成長する。

野球の場合の成長とは、
「この感覚があれば試合で活躍できるぞ!」

という感覚を身につけた時成長したという事になります。

 

今の自分の感覚だと出る結果は今のまま。

根性トレの行き着く先は、
辛い時でも這い上がる感覚を身につけるため。

自分の平均値を上げるための練習ではないのです。

 

なので根性トレも必要です。
実際自分はどうしようもない時ほど結果を出す事ができました。

でも追い込まれないと結果を出せない自分にも同時になっていたのです。

 

なので、

普段から最低限の結果をどうしたら残せるかに関してはずっと不安でした。

 

だからこそ、
普段から結果を出せる人の感覚を自分の中に取り入れて、

「いつでも結果を出せるぞ」

という自分になる必要がありました。

 

まとめると、

======================================

今までの自分→・・・追い込まれたら結果は出せる。けど普段は下手くそ
新しい自分→・・・普段から結果を出せる自分。さらに追い込まれても結果を残せる自分

今までの自分から新しい自分になるために必要なもの
→いつでも結果を出せる感覚を取り入れる事

======================================

 

となります。

 

つまり、

今の自分が成長するためには努力する事が必要。

その努力とは、

新しい感覚を自分の中に取り入れる事。
そのために今の自分の感覚を一度手放す事。

 

なんですね。

 

漢字の成り立ちの視点から見ると、

==================================
今までの努力の定義→「女性が理不尽に男性の仕事をするために耐える事」
新しい努力の定義→「女性が本来持っていない男性の感覚を取り入れる事」
==================================
(決して女性を否定しているという事ではないです。あくまで漢字の成り立ちです。)

 

つまり

『努力とは新しい感覚を受け入れる力を身につける事』

と再定義する事ができます。

 

僕は今まで、

「理不尽に耐える事が努力である」
と思っていた時は、

練習が嫌で嫌でたまりませんでした。

 

でも努力の定義を

『新しい感覚を取り入れる事』
と再定義した後は、

「いかに感覚を高めるか」
に焦点を当てて練習に取り組んだので、

1日1日毎日進化しているのを実感していました。

 

同じ練習にしても、
取り組み方も変わったし、
実際に得られた成長している感覚も変わりました。

 

野球以外で例えると、

 

もし仕事でうまく行かないなと感じたいたら、
仕事ができる人はどういう感覚で取り組んでいるんだろうと考える事が努力するとなります。

 

そうする事でどんどん新しい感覚が入ってきます。
で、実際が仕事ができるようになります。

 

ただのYESマンだった自分も
ちゃんと自分の意見を伝えられるようになりました。

仕事の目的が明確になり、
その仕事がどう世の中に役立つかもわかるようになり、
仕事のスピードも格段に高まりました。

 

何より毎日成長を実感できるようになったので、

自分の努力が正しいのかずれているのかもわかるようになりました。

 

自分のコーチは自分自身。
大人とは自分で自分を教育できる人。

そういう自分に変化できたなと感じます。

 

僕は「努力比例成長」という言葉を
自分のテーマに掲げています。

 

努力の定義を

「新しい感覚を受け入れる事」
と再定義したおかげで、

努力すればするほど、
自分がどんどん変化し成長しているのを感じています。

 

ただもちろん、
感覚は目に見えないものだし、
本当にこれであってるのかな?

みたいな事も多々あります。

 

ただ、それも努力の楽しさかなとも感じています。

 

ただがむしゃらに練習に励むだけでは、
自分の感覚は変わらないので大きな飛躍は望みにくいです。

そこにいろんな感覚を想像して取り入れていく事で、

 

今までの自分では気づけなかったことに気づけるようになります。

その瞬間、

 

「これだ!」

という直感が冴えて、
具体的な道がひらけます。

 

よくビジネスや仕事で、
「できる人から学びなさい」

という言葉が使われます。

 

これは、

「手取り足取り教えてもらいなさい」
という意味ではなく、

 

「その人の仕事の感覚を伝授してもらいなさい」

というのが本当のところです。

 

仕事ができる人の感覚を体感して、
その感覚を自分にとり入れるから

実際に仕事ができるようになるんです。

 

やっぱりできる人は、できる感覚を持っています。

 

野球が上手い人は「この感覚なら大丈夫」
というのを持っています。

仕事ができる人は仕事ができる感覚を持っているし、
お金を稼げる人は、お金を稼ぐ感覚を持っています。

 

だからこそ昔からよく言われる、
「見て学ぶ」

という意味で相手の事をよく見る「見学」という言葉もあったりします。

 

職人の世界でも、
言葉では感覚を伝えにくいので、
「見て盗め」

と言われたりします。

 

それくらい感覚は重要なものです。

 

余談ですが、

ミシュランガイドに載るような一流のシェフのレシピは、
それをもし買うとしたら数百万はお金が必要だと
この前教えて頂きました。

 

ビジネスの世界でも、
億を稼ぐ人のコンサルを受けるには、
やっぱり数百万円単位で費用はかかります。

野球でもそう。
プロ野球選手やメジャーリーガーの人の年俸が高いのは、
それだけ普通の人が体現できない感覚を表現できるからなんですね。

 

感覚には価値がある。
それは目に見えないものですが、
感覚を高めることに価値を感じられると

努力の大切さが腑に落ちます。

 

だからこそ、

その感覚を高めるために、

 

====================
努力とは自分に無い感覚を取り入れること
====================

と再定義するのが大切なんですね。

 

他の人には無い感覚を取り入れるからこそ、
他の人よりも高いパフォーマンスや結果を残せるようになるし、

社会的にも価値のある人物になっていきます。

 

頑張るのではなく、

新しい感覚を取り入れてみると視点を変えて見ることで

 

驚くほど成長を実感できます。

 

なんか最近行き詰まってるなぁ・・・
頑張ってるのになぁ・・・

 

ともし思われていたなら、
努力の定義を再定義して見るのはおすすめです。

 

ではでは

今日も最後まで読んで頂きありがとうございました。

 

PS。

今日は普段からお世話になっているひろつぐさんにお会いしていただきました。

僕より年下にも関わらず、
僕の何倍も濃い経験をされている方なので、

話しているだけでどんどん感覚が変わっていきました。

 

素直にこういう人が男としてかっこいいなと思った時間でした。

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