こんにちは、ひでゆきです。
「全部、同じだよ」
いきなり???って感じだと思いますが、
いろんなことを学べば学ぶほど
「最終的には全部同じことを言ってるな」
そう思うことが多々あります。
僕は以前、
野球で全く結果が出ないとき、
ひたすら技術を追い求めて練習してきました。
僕は投手だったので、
いかにして速い球を投げるか?
について常に考えていました。
人によっては、
「スピードよりキレが大事」
「まずはコントロールでしょ」
といろんな意見を言ってきます。
別にどれでも正解だし
人によって優先順位が違うだけなので
あまり気にはせずに自分のやりたいようにやっていました。
僕はやっぱり投手である以上は、
「誰よりも速い球を投げたい」
そういう思いが強かったです。
だからこそ、
より速い球を投げるために、
筋トレ雑誌を読み漁ったり、
瞬発力を鍛えるために短距離ダッシュを何十回と繰り返したり、
体重を増やした方が球速が上がると思い
ご飯を「お腹いっぱいになってからが食事の開始だ」
みたいな感じで取り組んでいました。
すると不思議なことに、
球速は上がりました。
でもそれは微々たるものです。
125キロが130キロになったみたいな。
正直誤差の範囲。
「あんなに努力したのになぁ・・・」
みたいな感じで、
波に乗れてる感じがなかったんですね。
どうしたらうまくいくんだろう?
そんなことをずっと考えていました。
やっぱりコントロールを磨いた方が良かったのかな?
キレを出すことに集中した方が良かったのかな?
自問自答を繰り返すことが多かったです。
そんな中で、
チームメイトに教えてもらった野球塾へ通い始めるようになりました。
その野球塾は、
プロ野球のドラフト1位の選手を3年連続で排出したり、
有名なメジャーリーガーの個人トレーナーをしていたり、
小学生、中学生の頃から教わっている子供達が
高校生になると甲子園で活躍する選手になっていたり、
そんな風に、
選手の実力を圧倒的に伸ばす
そんな野球塾でした。
僕はずっと、
「野球ってうまいやつは最初からうまい」
「下手な奴はずっと下手」
みたいな価値観で育ってきたタイプだったので
正直「それは初めからうまい選手を引き抜いてきたんでしょ」
みたいなことをうっすらと感じていました。
でもそれは自分の勘違いだったとすぐに気づけました。
そこで教わってる選手たちは、
皆個人差はあれど、
スパースターとは程遠い
どちらかというと少し運動ができる選手達だったのです。
実際、
野球塾を教えてくれたチームメイトも
「そういえばここ最近めっちゃ活躍しだしてるな」
って感じていたのです。
その野球塾で、
いざ練習に取り組んでみると、
今までの練習はなんだったんだってくらい衝撃的な練習でした。
書店に売っている野球雑誌や
筋トレ雑誌に載っているような練習はでは全くなく、
初めてみる方法ばかりでした。
しかも特別な機材を使っているわけではなく、
あくまで自分の体を使う、いわゆる自重トレーニングです。
自宅で完結。
自主練にも最適。
自重だから基本的に量をこなせる。
すごいなぁと感じていました。
もちろん塾には器具もあるので
そこでしかできないトレーニングもあります。
でもちゃんと1人でできるトレーニングをメインに教えてくれます。
で、実際どんなトレーニングだったかというと、
それは、
「感覚を鍛えるトレーニング」
です。
自分で自分の感覚を高めることで、
より繊細に自分の体をコントロールできるようにしていく、
というものです。
「動きの絶対音感を鍛える」
という感じでした。
言葉で説明するのはちょっと難しいので
HPへのリンクを載せておくので
よければどうぞ。
で、今回の本題はそこではなく
「全部同じだよ」
ってことです。
僕がその野球塾で学んだことは、
「いかに自分の感覚を高めるか」
ということでした。
筋力を増やすとか、体重を増やすとか、
世間で言われていることは
「外側をいかに強くするか」
その一言で表わせます。
ですが、
その野球塾の教えは、
「内面を強くすること」
でした。
世間一般の考えとは真逆な考え方ですね。
内面を鍛えることで、
実際の外側に見えるパフォーマンスを
高めることができる。
そんな感じです。
実際そのトレーニングに取り組み続けると、
最初は何をやっているのか全くわかりません笑
でも1ヶ月2ヶ月と時間を経るごとに
少しずつ体が良くなっていくのを実感してきました。
外側の変化はほとんどありません。
木の年輪が1年に1輪ずつ増えていくように、
外側は少しずつ少しずつ変わっていく程度。
「本当に大丈夫かなぁ」
と思いつつ、
ある時、何気なく投げたボールに衝撃を受けました。
投げたボールがめちゃくちゃ伸びるのです。
そのボールが糸を引くように、
しかも全然力を入れていないのに、
スーーっと綺麗な球筋でした。
「これはすごいんじゃないだろうか」
「次の試合早くこないかな」
そんな中で迎えた次の試合。
ワクワクとドキドキと。
自分の中では良い感じ。
でも実際はどうなんだろう???
勉強しまくってもうバッチリで迎えるテスト当日のように、
期待と不安とやりきった感。
僕はマウンドに立つと変に興奮してました。
そして実際投げてみる。
実況が頭の中に流れます。
「ピッチャー第1球、
振りかぶって、、、投げました!!」
ズドーーン。
ざわめく球場。
しかもざわめいているのはチームメイト。
「今日速くね⁉︎」
「覚醒した⁉︎」
夏休みが終わって2学期の登校初日に
「本当の私デビュー」をした子をみて
「あれ誰⁉︎」
「なんか別人〜」
みたいなあの空気。
努力が実を結ぶってこういう事か〜
とすごく嬉しかったのを覚えています。
実際球速は上がりました。
130キロ近くのボールが、
一気に140キロを超えました。
「うぉーっ!すげー!」
思わず叫びたくなるほど。
しかも球速が上がると同時に
コントロールもキレも良くなったんですね。
さらに、
感覚が高まったからこそ
自分の体を自由に軽く扱えるようにもなっていて
とにかく
「投げていて気持ちいい」
のです。
投げるのってこんなに楽しいんだ・・・
球速も上がって
コントロールも良くなって
キレも増して
しかも疲れにくくなる。
しかももっと投げたくなる。
最初は球速を上げよう上げようとしていたのに全然あがらず。
逆に感覚を上げようと意識したら
最終的に全部上がった。
球速が大事
キレが大事
コントロールが大事
結局全部大事なのです。
そこに優先順位はありますが、
目線を一段上げて、
全部が上達するように感性を高めれば良いんだと実感した瞬間でした。
全部大事だからこそ、
球速、キレ、コントロール、
全部を包括している
「感覚を高める」
ということを意識して行えば
最終的に全部できるようになる。
ということを学んだ経験でした。
と、ここまでが前置きです笑
前置きというか、
この「感覚を高めて全部が上達するように取り組む」。
この感覚って、
人間関係や仕事やビジネス、
他にもゲームや趣味など、
どんなことにも通じる上達のコツだと思うんですね。
じゃあ、感覚を高めるって実際どうすれば良いの?
ってなると思うので、
今後色々と書かせていただきたいなと思います。
「上達のコツは感覚を高めること」
「全部、同じだよ」
そんな感じで、
読んでいただいたあなたの感覚を少しでも高めつつ、
このブログを心も現実も幸せになれる場所にしていきたいと思います。
少し長くなってきたので
今日はこの辺で。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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