こんにちは、ひでゆきです。
今日で連続投稿12日目!
とりあえず習慣化の目安の42日に向けて
今日も書いていきます。
今回は僕自身ずっと悩んでいたことについて。
それは、
「自分のためと人のため、どっちのために頑張ったら良いんだろう?」
という悩みです。
例えば、ビジネスをやろうとすると
「人のために努力するんだ」
という言葉をよく使います。
「やっぱり一流の人ほど
周りの人のために頑張るのかぁ」
と感じていました。
その一方でこんなエピソードがありました。
それはプロ野球で長年圧倒的に活躍していた方達の会話です。
その会話は
メジャーリーガーのイチロー選手と
世界一の本塁打記録を持つ王監督の会話でした。
イチロー選手が、
「王監督はチームのために頑張っていたんですか?それとも自分のため?」
と王監督に尋ねました。
ちなみに補足として、
チロー選手は以前、
「尊敬できる選手は誰ですか?」
ある記者から質問を受けていました。
その時の答えは、
「王監督」
と一言。
世界一の安打記録を持つ選手は、
王監督という世界一の本塁打記録を持つ選手を
唯一尊敬している、とのこと。
そのイチロー選手が王監督に、
「チームのためと自分のため、どちらのために頑張ったか?」
と尋ねたのです。
ある意味究極同士の会話。
その会話の答えが、
王監督「自分のためだよ」
と。
そして続けてこう答えました。
「チームのためにと言っている選手は
どこかで甘えが生じるんだ」
とも。
当時その話を聞いた自分は、
「本当のトップを極めてる人は
自分のために頑張っているのか」
と感じました。
なので、
自分でビジネスをしていこうと決めた時、
「人のために頑張る」
という言葉を聞いて、
自分のためと人のためどっちが正しいんだろう?
とずっと悩んでいました。
「多分どっちも正しいのは間違いない。
でもなんか腑に落ちない。。。」
そんなことを考えていました。
ただ、つい最近、
こんなニュースを目にしたのです。
それは、
「手は口や胃袋のために働き、
口や胃袋は手のために働いている。」
というニュース。
最初は意味がわかりませんでした。
ただ、よくよく聞いてみると、
「なるほどな〜」
と思ったんです。
基本的に体は生きていくために栄養を必要としています。
なので「手」の目的は
いかにして栄養を補給するか?ということ。
つまり自分の栄養のためになんとかしたい
ということです。
「自分のため」ですね。
ただ、「手」単体だと
栄養は取れないわけです。
そこで「手」は考えました。
「そうだ!栄養を取るために
口や胃袋に協力しよう!」
と。
栄養を取るためには、
当然食事を取る必要があります。
その食事を取るためには
口や胃を働かせて体内に栄養を取り込まないといけません。
なので「手」は口や胃に向かって言いました。
手「俺が動いて食料を口に運ぶから、しっかり食べてくれぃ!」
そして口や胃はこう答えました。
「わかったよー!」
と。
商談成立。
「手」はこれで巡り巡って
自分が必要としている栄養を無事に取ることができました。
めでたしめでたし。
と、さらっと書きました。
この時、「手」の目的は、
自分にとって必要な栄養を取ることです。
なので手は自分のために頑張りました。
その一方で、
視点を「口」や「胃」に向けてみます。
口と胃も「手」と同様に
栄養を欲しています。
生きるために。
なので食事をしないといけない。
ただ胃と口は自分で食事を取ることができません。
運んでくれる人が必要です。
だから自分たちが生きるためには、
誰かに助けてもらわなければいけない。
「どうしたものか・・・」
と悩んでいた時に登場したのが、
先ほどの「手」の言葉。
「俺が口に運ぶから食事をとってくれないか?」
胃と口「ありがたい!これで自分たちも栄養を取れる。」
こうして協力し合った手と胃と口は
みんなそれぞれ栄養を取ることができたのでした。
めでたしめでたし(2回目)。
僕はこの話を聞いて、
王監督が言った「自分のため」という言葉は、
「自分だけのため」とは違うんだなと感じました。
「自分のため」と王監督が答えたのは、
自分が上達することが
結果としてチームへの貢献に繋がっている
という意味が含まれていたのだと。
僕は王監督とイチロー選手の会話を初めて聞いた時、
「そうか自己中で良いんだな!」
とどこかで解釈していました。
でもそれはものすごい勘違いだったと
手と口と胃の話を聞いてわかりました。
王監督が求めていたものは、
自分自身の成長とチームへの貢献両方。
多分それ以上に日本の野球の事まで考えていたはず。
で、
いざどうしたら日本の野球へと貢献していけるかと考えた時に、
「もっと自分が成長・進化しよう」
と思ったんじゃないかと。
自分が成長して進化するから
結果として野球への貢献に繋がる。
だからこそ
「自分のため」
と答えたのではないか。
そう思うと
他のことも色々つながりました。
冒頭の
「ビジネスで必要なのは相手のために頑張ること」
という言葉。
当時の自分がその言葉を聞いた時は、
「だったらボランティアで良いじゃん。
なんでビジネスでお金取るの?」
と感じていました。
でもそれは間違いでした。
自分が豊かになることと
周りが豊かになることは
どちらも同じことを言っていたんです。
自分が成長して
周りのお役に立てるようになる。
↓
周りが豊かになっていく
↓
周りが人の役に立てるようになっていく
↓
結果として自分も豊かになっていく
自分が豊かになりたいからこそ
まず周りを豊かにしていく。
その時の「自分のため」という言葉は、
その言葉の裏に「相手のため」も含まれている。
「自分のため」は
決して「自分だけのため」ではなく、
「自分も相手も同じく大切な存在」
という意味が含まれている。
「手」も最初は自分のためだけに
口と胃に協力を要請しました。
この時はまだ「自分だけのため」です。
でも実際に行動に移してみると、
「手」の食事を口に運ぶという行動は
結果として口と胃への貢献にも繋がっています。
そして口や胃もきちんと栄養を取ることができました。
さらに、
「手」が口や胃に貢献したことにより、
他の部位の、
足や爪、血液、骨、神経、筋肉、
いろんなところへの貢献にも繋がったのです。
それは一番大きな枠組みの
「身体」への貢献となりました。
「手」が「自分のため」に思って行動したことは
全体への貢献へと繋がっていたのです。
そして視野の広がった「手」は
手と口も胃も足も筋肉も神経も
「全部みんな同じ身体を支える存在なんだ」
と気づきます。
すると、
手にとって「自分のため」は
イコール「周り(身体)のため」でもあると気づくことができました。
手のための行動=身体のため
言い換えると、
自分のため=相手のため
と言えるようになります。
みんな同じことを言ってたんだな。。。
そう気づけた大きな学びでした。
自分のために頑張るのは
いずれ相手のためになる。
相手のために頑張ることは
いずれ自分のためになる。
自分が進化するために周りに貢献して
周りに貢献するために自分が進化する。
そうやって、
自分もまわりも同じ存在と思えることが
「自分のため=周りのため」
と繋がる第一歩。
好きな人が喜ぶ顔を見たいから
その人のために精一杯プレゼントを選ぶ。
だからこそまずは、
プレゼント選びのセンスを磨く。
そんな感じ。
まとめると、
ビジネスを学んだ時の
「まず人のために行動する」
のは=自分のためでもある。
王監督の
「自分のため」
という言葉は=周りのためでもある。
手が自分のために動くのは
結果として口や胃のためになっている。
一は全、全は一。
自分の夢のために相手の役に立ち
相手の役にたつから自分の夢を叶えられるようになる。
だからこそ、
「好きなことを相手のために全力で頑張る事」
それが「自分のため」に頑張る事であり
「人のため」に頑張ることでもあると
そんな気づきでした。
長くなりましたが
今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
PS。
今日の気づき。
=============
自分のため≠自分だけのため
自分のため=相手のため
=============
ではでは。
ありがとうございました。
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