変わる直前の引き戻し現象を乗り越えるある1つの秘策

こんにちは、ひでゆきです。

 

頑張って頑張って頑張って。
あとちょっとのところで「変われる!」と思ったとき

ふと急に前に進むのが怖くなる時ってありませんか?

 

僕はこれ結構ありまして、
あと少しで目標達成!みたいな時に限って

「このまま行って大丈夫かな?」
「やっぱこっちの方が良いかな?」

なんて思いに足を引っ張られそうになる時が多々あります。

 

例えばこのブログも
なんか今日は良い記事書けそう!ってときに限って
なぜか「やっぱやめとこうかな・・」と思う時も結構あります。

 

自己啓発の世界ではこれを
「引き戻し現象」
と言ったり、

生理学では
「ホメオスタシス(恒常性)が働いた」
なんて言ったりしますが、

 

つまりは、
「以前の自分に無意識に戻ろうとしてしまう」
のです。

 

人は太古の昔から
「いかに安全に、いかに失敗をしないか」
をDNAに刻んできました。

挑戦したり、リスクを取るのは
死に直結していたからです。

 

「あっちにマンモスがいるぞー!囲めー!」
「こっちに未開の地があるぞ!行くしかないでしょ!」

そういういわゆる
挑戦心、冒険心がある人ほど
いたたまれなくなるケースがほとんどでした。

だからこそ
「いかに安全に生き残れるか?」
がDNAに刻まれた人間の本能だったりするわけです。

 

それが紡がれていって
今の自分達にも刻まれている。

 

挑戦や冒険というのは、つまるところ、

「今までの自分が知らなかった事に飛び込む」

という行為であり、

 

だからこそ
自分達があと一歩のところで変わる瞬間、
あと一息で成長できる!というタイミングで

「やっぱりやーめた」
「ほんとはあっちの道の方が良いのでは?」

心の引き戻しが起きるのです。

 

自分で自分を過去の自分に戻そうとする。

 

 

でも僕らは、
この変化の早い時代を乗り越えるために
自分で自分を成長させていく必要があります。

変化に対応できた人は地球に残り
変化に対応できなかった人は生きるのは難しい。

かつて最強と言われていた恐竜たちも
環境の変化に適応できず絶滅しています。

逆に昔から存在し続けている動植物や虫たちは
今の環境に適応できたから今も生きているわけです。

 

だからこそ

「ここが変わり目だぞ!」

というタイミングでしっかり変われる自分になる。

 

これが大切だと思うんですね。

 

 

じゃあ、

「変わる」

って何だろう?

 

いろんな定義がもちろんありますが、

僕は「過去の常識を手放し、新しい常識を取り入れる事」

だと思っています。

 

小学校の常識を手放して中学の常識を取り入れる。
学生の常識を手放して社会人の常識を取り入れる。
サラリーマンの常識を手放して経営者の常識を取り入れる。

もちろん、
サラリーマンがダメで経営者が良いとか
そういうわけではありません。

大切なのは
「今の自分にとって必要な情報を取り入れる意識」
なんですね。

 

学生のノリは学生の頃には通じました。
それは、その場の中心が学生だったからです。

でも社会人になると
その場にいるのは社会人が中心になります。

なので、学生の常識を手放し、
社会人の常識を取り入れるほど生きやすくなる。

 

何が良いか悪いかではなく、
今の自分のいる場の常識を取り入れてみる。

もしくは、

自分が行きたい場所の常識を取り入れてみる。

 

これが大切かなと。

 

例えば、僕の場合、
学生の頃は楽しく野球をやれていました。
練習しているだけでもそれなりに楽しかった記憶があります。

でも社会人でプレーするとなると
学生の時とは比べ物にならないくらい
結果が全てが常識の世界でした。

いくら練習しても
結果が出なければ何も意味がないよ。

そんな世界。

 

だからこそ、
その常識を取り入れようとするほど
それに比例して結果も出て適応できたのを覚えています。

 

過去の自分の常識を手放し、

今の場の常識、
行きたい場の常識を取り入れる事。

 

これが「変わる」という事なのかなと。

 

で、じゃあ、
いざそれを実践しようとするときに出てくるのが

「変わることへの恐怖」
「過去の自分が足を引っ張る」

という現象です。

 

よくドリームキラーって言いますよね。

「俺はビッグになるんだ!」
「夢を叶えるんだ!」
「プロになるんだ!」

と主人公が発言したときに出てくる、

「どうせ無理だからやめとけよ」
「現実を見なさい」

的な発言をする人たちのことです。

 

彼らは別に悪意があるわけではなく
善意で本心からそう言ってる場合もあります。

でもそれは、

「あいつが夢を叶えたら自分の立場が無い」
「差がついてしまう」

という心理の裏返しなんですね。

 

出る杭は打ちたくなるアレです。

 

そのドリームキラーは自分の心の中にもいて、

自分が変わろうとするときに
自分で自分を変わらないように諭すんです。

 

 

「変わる」というのは
過去の自分から新しい自分へと生まれ変わる行為であり

言い方を変えると
過去の自分を手放す行為でもあります。

 

人は、
手に入りそうなものが手に入らなかった時より
すでに手に入ってるものを手放す時の方が
2倍心に痛みを感じると言います。

FXで資金が減り始めたときにすぐに決済すれば黒字なのに、
減った事に執着してしまい決済できず、
最終的に資金を溶かしてしまうまで決済できない、、、

これと同じです。

 

手放すことに人は強い恐怖を感じるのです。

だからこそ
「変わるべきときに変わるために」は、
手放すことへの恐怖を克服する必要があります。

 

じゃあどうするか?

だからこそ、
その恐怖を感じるとき、
過去の自分を手放すときに必要になるのが、

 

「沈黙する」

 

ということ。

 

沈黙って、、、
何もしないの???

と思われるかもしれません。

 

でも、そうなんです。

何もしないんです。

 

何かしようとすることは
逆に過去の自分へ意識が向いているので
過去の自分に栄養をあげてるのと同じことなのです。

だからこそ
過去の自分が引き戻しに来てると感じるときは

何もしないで落ち着くのを待つ。

 

よく、

「平常心になろうとしてる時点で平常心じゃない」

って言いますよね。

 

平常心になろうとして
いろんなことを試行錯誤してる時点で

「僕は今焦っている」

ことを強く感じているのと同じです。

 

平常心とは、

「常に平らな心」

と書きます。

 

つまり、

何も波立っていない静かな心のこと。

 

だからこそ

何かをしようとした時点で
波は自然と立つし

何かをし続ける限り一生平常心になることはありません。

 

変わるということは、

新しい常識を取り入れても尚、平常心で心が静かであること

でもあります。

 

エスカレーターを登りきったら
次の回の踊り場でゆっくりできるようなイメージです。

 

何かをして新しい常識を取り入れるのではなく
何もしなくても新しい常識を取り入れてる状態になって

初めて人は「変われた」のです。

 

だからこそ、

あと少しで変わる!というタイミングで
過去の自分が引き戻しかけてきたときは、

 

ただただ「沈黙」する。
何もしない。

過去の自分も永遠に足を引っ張るわけではないのです。
時間が経てばスーッと消えていきます。

 

落ち着いてやり過ごす。

落ち着いてから初めて動き出す。

そのときはもう過去の自分はいなくなっているので
新しい自分で行動できるようになっています。

 

変わる直前、
過去の自分が引き戻してきたときは

ただただ「沈黙」する。

 

すると自然と次の自分へと変わっていきます。

 

何もしないことも
時と場合によってはとても大切です。

 

というわけで今日はこの辺で。

ありがとうございました!

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