長所のために短所を活かす。空気を読める天才の苦悩をプラスに変える。

こんにちは、ひでゆきです。

 

今日整体に来たお客さんが
とても印象的だったので
それについて感じたことを書いていきます。

そのお客さんは
特にこれと言って普段から運動しているわけでもなく
筋トレをしているわけでもないのにも関わらず

全身がとても緊張していて
見ているだけで辛そうでした。

「胸が苦しい、肩が凝る、頭が痛い」
そういう状況で来られたのですが、

運動歴もなく
仕事もそこまで体を酷使するわけでもなく

なぜそこまで体が張っているのだろう?
と感じる状態でした。

 

色々話を聞きつつも
いざ整体を始めて見ると分かったことがありました。

それは、
やたらと肋骨周りが張っている事です。
悩みのうち、特に胸がとても苦しそうでした。

 

そこで、
なぜその反応が体に出ているのか聞いていると
ある大きな原因があることが分かったのです。

それが
「本音を言わずに溜め込む癖が子供の頃からずっとあること」
でした。

それって整体と関係あるの?
と思われるかもしれないのですが、

心のストレスは体に多大な影響を与えます。

 

「病は気から」
という言葉もあるように、

心の不平不満、怒り、悲しみ、本音、アドバイスなどなど
言いたいことを溜め込む癖があるほど
胸周りにストレスは溜まっていきます。

心を閉ざす、殻に閉じこもる、本音を隠してる、
などとよく言われるものです。

 

逆に、
本音をきちんと言える人ほど
ストレスを溜め込まずに元気でいられます。

オープンマインド、胸を開く、心を開く、
と言われているような。

 

今回のお客さんの場合、
肩こりがひどい、頭が痛い、息苦しい、
などの症状が出ていたのですが、

いろんな角度から話を聞くと
「本音を話せていない」
ことが根本にあると分かり、そう伝えました。

本音を話せていないことで
ストレスを溜めこみ
それが肋骨、胸への慢性的負担になり
痛みへと繋がっていました。

 

なぜ本音を話さず溜め込んでしまったのか?

それについて
過去の生い立ちや、経験などを聞かせていただくうちに
さらにあることが分かりました。

それが、

「自分よりも周りの空気を優先させていたこと」

です。

 

そのお客さんはとても人間性が高い。
意識の守備範囲がとても広い。
だからこそ、

みんなの輪を乱したくない。。。
せっかく盛り上がった空気に水をさしたくない。。。
自分の本音よりもみんなが喜ぶことを伝えたい。。。

そいう思いが強いために
自分の本音を言うより周りを尊重することを重視していました。

なので、
自分の本音を出すことにデメリットを感じていたのです。

 

本音を語ると空気を壊さないかな・・・
核心をついて図星なことを言って凹ませないかな。。。

周りの空気や、雰囲気を
察する能力が高いがゆえに
自分を押さえ付けて閉じ込めてしまっていたのです。

 

だからこそ
気持ちを押さえ込んでいた代償として
胸が苦しく、肩が凝り、酸欠で慢性的に痛みを感じていました。

 

なので今回もひたすら聞き役に徹しながら
整体兼カウンセリングみたいな感じになりましたが、

そのお客さんのために
溜め込み癖に気づかせて
本音を出す習慣を身につけさせることが
一番重要だと感じたんです。

 

本音を溜め込むことが体へのストレスになっていたので
痛みとして体からのSOSが出ていました。

なので、
本音を出して良いと気づかせて
本音を出す習慣を身につける。

そうすることで
時間はかかったとしても
未来は明るくなっていくと感じました。

 

そして、さらに深く聞いてみると、

「本音を話すのが怖い。本音を言うと嫌われちゃうかも」
という、本音の定義を持っていることも分かりました。

なので、
本音の定義をプラスに変換してあげることで
抵抗なく本音を話せるようになるのかなと。

「本音を出すのは怖くないし、嫌われないよ。
むしろ本音を語ることで打ち解けることができて
素敵な関係性を築けるようになるよ」

「本音を安心して話せるように、
周りが受け取れるように伝えようね」

そんな風に
「もう溜め込まなくても良いんだ」
「安心して本音を出して良いんだ」
そう感じられるように
いろんな角度から話をしていきました。

 

もちろん整体だけでも体は軽くなり
抱えていたストレスは軽減されたようです。

さらに、
本音を出しても良いと少しずつ実感できたようで
帰るときには施術前とは別人のように明るい表情で元気に帰っていきました。

 

みんな誰しも
過去の経験や育った環境、
そこで感じた思い、

いろんな影響があって今の自分を生きています。

 

良いところはそのまま生かして
改善するところはアドバイスして
心に素直に生きられるように

そんな風にお役に立っていきたいと思っています。

 

今日のお客さんは
周りの空気を読む天才です。
なのでその良さは今後も生かしつつ、

かつ、自分の本音も出せるように
体の発してる空気も周りと同じくらい
大切に感じてもらえたらなと思います。

そんな感じで

長所のために短所を隠すのではなく、
長所のために短所を活かせるようになればと。
あなたの長所がよりより輝くヒントになれば幸いです。

今日もありがとうございました。

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