学ぶほどに動けないのはなぜ?知識は頭に、思い出は心に。

こんにちは、ひでゆきです。

 

学ぶほどに動けないのはなぜ?について

今日は話していきます。

 

なぜこれを書くかというと、

「納得してもないのに動けない」

という相談を頂いたからです。

 

相談された方は勉強熱心な方で
日々いろんなことを学び続けています。

ただ、
学べば学ぶほどそれに反比例するかのごとく
行動できなくなってしまったんです。

 

普通学べば学ぶほど
いろんなことをわかって
むしろ行動的になれるはずです。

進むべき道の選択肢が増えるからです。

 

でも、

学んでいるのに逆に行動できなくなってしまっていた。。。

 

なぜ行動できないのか?

いろいろ話を聞いていると
こんな答えが返ってきたんです。

 

それは、

「納得して理解するから
それを応用して人に教えることができる。
だからわからないままにしておきたくないんだ」

という返答です。

 

確かにな、と僕は思いました。

 

それは、仕事をすること働くこととは、
つまりは人の役に立つことだからです。

働くの語源は
「側(はた)を楽にする」
ということにあるように、

わからないままでは教えられない。

つまり、
納得してない限り人の役には立てない。
側(はた)を楽にできない。

 

そう感じているようでした。

 

だからこそ

周りのためにいろんなことを学ぶほど

頭の中には「?」だけが増えていき、

結果混乱して動けなかったのです。

 

人は選択肢が多ければ多いほど迷います。
迷って迷って動けなくなります。

いきたいお店があるほど
結局行けずじまい…みたいな感じです。

レストランで美味しそうなメニューを見るほど
「全部べたい〜!でも迷っちゃう」
と時間だけが過ぎていくような。

そして結局
最初に見たものを選んで
「結局それかい!」
と周りにツッコまれるような。

 

なんにしても人は選択肢が多ければ多いほど迷います。

頭の中に「?」が増えるほど動けなくなります。

 

そして迷うほど
精神力もどんどん低下してやる気そのものが無くなります。

なので最終的に、
「あ〜もうこれでいいや」
と安易なものを選んでしまいます。

 

また、勉強熱心な人ほど納得したい傾向もあり、

納得してないことがストレスになることもよくあります。

 

納得すること自体に快感を感じるので
「?」のままにしておくのが許せないという側面もあります。

 

つまり、

納得したいし
そもそも納得するのが好きだし
「?」のままはストレスで嫌なのです。

勉強→「?」→納得→→勉強→「?」→納得→→勉強・・・

 

このサイクルで生きるのがそもそも好きなので
常に「?」を抱えていないと不安になったりもします。

 

と、これだけ書いてきてなんですが、

誤解して欲しくないのは、

「勉強→「?」→納得」

このサイクルが悪いというわけではありません。

 

そのサイクルで生きるおかげで

知識は知恵に昇華し
その人の人間的な深みは増すのです。

その深みに、
人は感銘を受け、

新たな気づきが生まれ
今までの自分とは違う価値観を持つことができます。

 

新しい価値観を持てるからこそ

人は今までと違う行動を選択できるようになります。

 

今までと違う行動を選択できるようになるからこそ
人生は過去の延長線から外れて
未来を自分で創っていけるのです。

 

なので、こう伝えました。

「納得しないと動けないのは仕方ないです。」
「納得するからこそ自分の言葉として相手ために伝えられます。」

なので、

「納得するために人の役に立っていきましょう」

と。

 

待て待て待て、、、

「納得するから人の役に立てるんじゃないの?」
「なのに納得してないのに動くのは違うんじゃない?」

と思うかもしれません。
実際そう感じたそうです。

 

でも、大事なのは、

「アウトプットをした時に初めて人は腑に落とすことができる」

ということです。

 

よく、
学校の授業で学んだことは大人になった今ほとんど忘れてると言います。

 

でも、同じ授業の内容でも、

面白かった先生の話や
友達との思い出は色褪せずに覚えています。

 

以前、
行列のできる法律相談所というTVをみていた時に、
司会の島田紳助さんが、

「心に記憶したことはいつまで経ってもあの当時のまま言葉にできる」

と仰っていました。

 

知識は、知識のままだとどんどん廃れていきます。

でも、
思い出に変えたら一生涯自分の言葉として伝えることができるのです。

 

それは心に当時の映像が浮かんでくるから。

 

学んだことを自分の言葉として扱えるようになるということは、

何かしらの思い出とセットにするということです。

 

自分の中だけで納得しようとしても
いつかは腑に落ちるかもしれませんが
かなりの時間を要します。

だからこそ、

知識を納得に変えるために
アウトプットするというのは非常に大切です。

 

さらに言えば、

別に誰かと関わらなくても

今こうして書いてるブログのように

自分1人でも発信してしまえば良いのです。

 

納得してから発信するのではなく
発信することで自然と納得できるようになる。

その考え方を採用してみては、とお伝えしました。

 

今まで、

勉強→「?」→納得→発信→→勉強→「?」→納得→発信→→勉強→・・・

というサイクルで回していたものを、

 

勉強→「?」→発信→納得→→勉強→「?」→発信→納得→→勉強→・・・

に変えるということです。

 

納得するために発信をする。

発信するから自然と納得していく。

 

そうすることで

どんなに勉強量と「?」が増えたとしても

動けない悩みは無くなります。

 

人の役にも自然と立てるし

納得した時の爽快感も得られます。

 

勉強するのは本当に大切ですし、

積極的に学ぶのは本当に素晴らしいことです。

 

そしてその学びをさらに、
周りのために活かしつつ納得していく視点を持つことで

成長と貢献を同時に行えうことができます。

 

「?」が多くて納得できずに動けない、、、から、

「?」が多いから納得するためにもどんどんアウトプットしよう!

 

そう思うことで

「?」が多くて動けない悩みからは解放されます。

 

エドガーデールの法則にもあるように

人はただ教わるだけの受動的な学びより、
教えながらの能動的な学びの方が記憶力も上がるという結果も出ています。

前者は記憶の定着率が10〜50%に対して
後者は90%以上の定着率です。
(タイトル画像の通りです。)

 

 

「?」が多いからこそ積極的に動いてみる。

この発想は本当に大切だなと思ったので
シェアさせて頂きました。

 

今日も最後までお付き合い頂きありがとございました。

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